黒田碁盤店資料館

当店先代が愛知県北設楽郡鳳来町にて探し出した目通り径3尺5寸(約1m強)、樹齢約300年の銘木
※写真は当店先代
 

木を読む
ライン

 高級榧碁盤づくりに不可欠なのが榧の買い付けです。
写真は、当店先代が愛知県北設楽郡鳳来町にて探し出した目通り径3尺5寸(約1m強)、樹齢約300年の銘木です。近年は、当時のような銘木と呼ぶにふさわしい榧の調達が難しくなってきているのが現状です。
昭和30年代の当店前での様子   榧は非常にキズが多く、杉や檜のように丸く真っ直ぐには成長しない「くせ者」です。
写真のように、特に太くなるほど入皮が多く、良い盤が取りにくくなるため、原木選定の目を肥やすことも碁盤師に不可欠な要素でした。
   
昭和30年代の当店前での様子    
     
大鋸を手にした木挽き職人
大鋸を手にした木挽き職人
大鋸を挽く木挽き職人
大鋸を挽く木挽き職人
小田原産の経約4尺5寸、樹齢400年以上の
小田原産の経約4尺5寸、樹齢400年以上の榧原木。近年見ることも稀な銘木です。
縦引きにして大割りする木挽き職人
縦引きにして大割りする木挽き職人
 

木挽き職人のいた時代
ライン

 碁盤師にとって、欠くことの出来ない存在だったのが製材を専門にする木挽 (こび) き職人でした。
彼らは特殊な大鋸(おおが)という鋸を用いて、 碁盤師の求めに応じて、榧原木の伐り出しを行っていました。 木挽き職人による手挽きだと、製材機では出来ない思い通りの木取りが可能で、榧本来の杢目の美しさを引き出せることからも、碁盤師に とっては欠くことの出来ない大切なパートナーでした。

一本の大木を、どうやって挽けば最も美しい盤がとれるか・・・木を読み、大鋸でそれをこなす、まさに真の職人、それが木挽き職人です。 戦後、 製材工場の普及で姿を消していき、現在では全国的にみても10人に満たないのが現状です。
     

マルヤ黒田碁盤店
名古屋市中区丸の内1-7-12 TEL・FAX 052-231-3789
営業時間/AM9:00〜PM7:00  不定休